「風俗をやる女の子も増えた」“ホス狂い漫画”作者が明かす、歌舞伎町の現在
どっぷりハマったホストクラブでのエピソードや、ホストに入れ込む女性の本音を赤裸々に描いた実録漫画『ルナはホストに夢を見たい~実録ホス狂いライフ~』(ココミルにて連載中)が、SNSを中心に話題を呼んでいる。
これまで、なかなか描かれる機会が少なかった、ホストクラブのために風俗嬢として働く女性の心情に焦点を当て、切実かつユーモラスに描いたこの作品は、女性のみならず、現役ホストからも絶大な支持を得ているという。
そこで今回は、自らの実体験をもとにした作者の夢見ルナさん (@yumemiruna)にインタビューを敢行。前編となるこの記事では、実際に“ホス狂い”中という夢見さんが、どのようなきっかけでホストにハマり、創作活動に励むようになったのか、その経緯についてお話を聞いた。
また、インタビューと共に、『ルナはホストに夢を見たい~実録ホス狂いライフ~』も一挙掲載する。ぜひ最後まで目を通していただきたい。
座るだけで2万円、缶ビールが2本3000円
──夢見ルナさんは、今もホストの世界にどっぷりとハマっているそうですね。どれくらいの頻度で通われているのですか?
夢見ルナ(以下、ルナ):今は、週に2~3回ぐらいです。本当はもう少し行く頻度を増やしたいんですけど……どうしてもお金が掛かってしまうので。
──私は、ホストクラブについてあまり詳しくないのですが、おおよそ1回通うのに、どれくらいの費用が掛かるものなのですか?
ルナ:うーん……。例えば、フリータイムだと座るだけで2万円かな。あと、缶ビールが2本3000円なので、ホストの人たちと一緒に飲むと、秒速でなくなりますよね(笑)。あと、シャンパンを開けると、8万~10万円だから、ざっとそれぐらい費用は掛かります。
社会人1年目からホストの世界へ
──1~2時間遊ぶだけでも、恐ろしい金額になりそうですね(笑)。ルナさんは、もともとそういう世界に興味を持っていたのですか?
ルナ:いえいえ、あんまり知らなくて。特に、新宿の歌舞伎町は、大学生の頃に飲みに行く場所というイメージで。別世界っていう印象でした。きっかけは、社会人1年目のときに、友人に誘われてついて行ったのがはじまりです。
──社会人1年目でホストクラブ!? よくお金に余裕がありましたね。
ルナ:実は、大学生の頃に風俗店で仕事をしていたので、ある程度、お金には余裕がありました。社会人になってまだ、1~2か月目ぐらいだったので。